箪笥のひきだし

株式会社TAN-SU代表。コンテンツプロデューサー。畑楽人。地域や産地のPR戦略やメディア企画、情報開発、コンテンツ制作、商品開発など多数プロデュース。オンラインショップ『おちゃのま商店』の運営。高知県日高村オムライス大使。野菜づくりはルーティーンワーク。

子供から学んだ遊び心、そして心地の良い覚悟。2つの会社と2つのレーベルを見直す事にした。

2021年1月27日(水)、早朝。
最近は娘が親の問いかけにしっかり答えてくれるようになってきた。例えば「抱っこする?」と聞くと、娘からは「しない」と返事がくる。今は歩くのが楽しくてずっと歩いていたいらしい。保育園から家に帰ってくるとお決まりの場所に座って牛乳を飲むのだ。子供なりに自分の居心地の良い場所を作っているのだろう。こんな些細な日常がとても嬉しいものです。


さて、実は僕は会社を2つ運営しています。そして稼働しているものと稼働していないものを合わせて2つのレーベルを運営している。常々思うのだが、コンテンツ会社というのは、コンテンツが木だとしたら、一つ一つ育ててせっせと森づくりをしているようなものです。自分の森ができるまで時間がかかるので、その間は誰かの森にお邪魔したりして、なかなか手間のかかる作業です。

話がそれましたが、プロモーション事業を主体とした株式会社TAN-SU以外に、映像やデザインを制作する有限会社TAN-SUクリーエーションも運営しています。また出版レーベルとして「おちゃのまブックス」「おちゃのまミュージック」も運営しており、そこに個人活動もあって、なんだかんだいろいろやっています。それぞれ分断されてしまっていてなんとも木だけはいろいろ植えているものの、連動性に乏しい状況ではあります。各会社それぞれ機能性や性質も違うのですが、コロナ禍において無駄なコストや効率性を上げるために株式会社TAN-SUに機能をほぼ一本化してしまいました。

機能ごとに会社やレーベルを分けるとその分だけ運用を個別にせねばならずコストもかかります。かといって1本化するのは容易いけれどブランドイメージが混在する。なんとか効率的な方法はないものかと考えているんですが、何か大きなコンセプトが足りないって感じがしていた。なんだろうか、って考えていたら、ふと「遊び心」の3文字が脳裏をよぎる。

うちが育てているキャラクター事業も、リベットボタンのあそびチャンネルも工作動画も、僕の「OJISAN  design」活動、野菜作り、地域ブランド開発、これまで作ってきた様々な企画全てにおいて、ザッツ「遊び心」が満載ではないか。

ゆうてしまえばどれもこれも遊び心や好奇心から生まれた企画なのだ。人生遊びとユーモアなんだ。そう、そもそもクリエイティブには遊び心がとっても大事ではないか!!??バカバカバカ、なんでそんな簡単なことをいちいち小難しく考えてしまっていたんだ。なんて、いつもこんな調子で自分の硬い頭をほぐしております。

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どれもこれも遊び心がなければ企画にならなかったに違いない

 

自分の子供を見てみも、おもちゃで遊ぶ時も歩く練習をする時も、嫌いなものを食べたくない時も、言葉を学ぶ時も、全部遊びながら学んでいるではないか!!要するに「遊び」という世界には「大きな学び」が含まれるということだ。学も然り学びの世界にも大いなる遊び心や工夫が含まれる。

夜ご飯の時、娘に好き嫌いをしてはいけないと諭していた。
娘は泣き真似をした。その後、とっても変な顔をして僕を笑わせてくれた。娘はしっかり野菜を食べてくれた。食卓が一気に明るくなった。そんなもんなのだ。親は教育のつもりで叱ってみても、子供はコミュニケーションとして受け取っていて楽しそう。2歳の子供に、これが学び、こっちが遊びだと押し付けても区別できるわけもなく、遊びながら一生懸命学んでいるのだ。親はいかに興味を持たせるかという環境づくりをすればいいんだなと。大人だって同じ。遊びの中から学ぶことも多い。子供の些細な行動から、遊びって最大の学びなんだなぁ、とあらためて気づかせてもらった。

そういえばTAN-SUには「あそびづくり」という大きなテーマがあったのだ。
そうだ「あそびを生み出すレーベル」を作れないだろうか。みんなに相談してみよう。いろんな遊びがやがて学び繋がり、地域を元気にするかもしれない。なんか心地の良い覚悟とでもいうのだろうか、そんな感覚が訪れた早朝でした。

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大きな目標を掲げる