箪笥のひきだし

株式会社TAN-SU代表。コンテンツプロデューサー。畑楽人。地域や産地のPR戦略やメディア企画、情報開発、コンテンツ制作、商品開発など多数プロデュース。オンラインショップ『おちゃのま商店』の運営。高知県日高村オムライス大使。野菜づくりはルーティーンワーク。

「いろんな事業をやっているんですね!」は、ネガティブワード!?競合他社ではなく協業多者。

12月17日(木)早朝。投稿時間が日をまたぐので投稿日にタイムラグが出てしまいますが、一応毎日ブログを書いているつもりです。

 

さて、おはようございます。
今日も朝っぱら早起き!?してブログ書いてますが、いつも“昨日“の振り返りですが、昨日は知り合いと親戚に野菜を発送して、いくつかプロモーション用のテレビ企画と雑誌のタイアップ企画を作って、うちが管理する百貨店の食品加工品販売ブースのテコ入れ作業をしたり、そんな一日でした。途中、前職中にお世話になった知り合いから電話がかかってきて、日高村のおすすめオムライス店を聞かれたり・・・いろいろ今日もユニークな一日でした。
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こういう時、僕はリアルに好きなお店答えちゃう。今の気分と好みですね。

タイトルにも書いた、
「いろんな事業をやっているんですね!」は、褒め言葉として受け取っていないのです。
が・・・ですね。

まず僕は仕事上でいろんな方とお話しをしたり相談されたり、相談したりする機会があるわけですが、初めての方には当然TAN-SUの会社説明をするわけです。そうなるととどうしても事業内容が盛りだくさんなので、あれもこれもごちゃごちゃとお仕事しているような印象になってしまう。農作業なんて事業というカテゴリーには入らないし、単なる趣味の領域に近いし、仕事に全く役立っていないわけでもないし、ビジネスとビジネス周辺要素が混在している公私混同な感じっていうのは自分は理解している。でもお会いする方は純粋にいろいろやっていることを褒めてくれるんですね。

とってもありがたいことです。褒めていただいている方に対しては何の悪い感情もありません。自分自身が一番ガチャガチャといろんなことをやっていることを知っているので、いくら褒められても褒め言葉として受け取ることができないのです。むしろ自分はシンプルに説明したつもりなのに、またあれもこれも話してしまったのかもしれないという自己嫌悪的なネガティブワードとして跳ね返ってくるのです。ずっと跳ね返ってきた球を受け取ってきました。昨日までは!!!!

そんな時、某出版社の人気雑誌の担当の方とやりとりする機会がって、全く同じようなシチュエーションがありました。


「いろいろ手広くやっているんですね」

あれ、今日は全く嫌な気持ちにならないし、自己嫌悪もないぞ!球が跳ね返ってこないぞ!あれれレレ・・・そんな感覚になったのでした。

理由は簡単でした。最近、「なぜ手広くやれるのか」を分析していたからなんです。ようは自分の仕事の技術確認と適正なポジショニングの確認と更新(アップデート)をしていたので、理由が明確になっているので、「なぜ手広くやれるのか」が導き出せていたんです。

僕たちはコーディネーターでありスタイリストというハブ(hab)的な全方位的ポジション。縦軸で仕事していない。

dictionary.goo.ne.jp


僕の仕事はプロモーションというカテゴリーに入るのですが、このプロモーションという仕事の内容を細分化して理解している人って結構少ない。プロモーションという仕事を細分化してみると、実は無限的に続くのです。そして大事なのは縦軸で仕事するのか、全方位で仕事するのかの違いが大きいです。

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企業から広告宣伝費が収益になる広告代理店さんのようなポジションとは違って、僕たちは広告を専門に行っている会社ではなく、プロモーションを必要としている企業から個人まで企画や制作のサポートをしています。リソース不足で困っている人のサポートをしているという感じです。代理店もメディアも媒体も競合他社と差別化を図りたいけれども、自社の人材とサービス以外はなかなか使えないという構造上の問題があります。

そこで僕らのようにハブ的な機能を持っていて、いろんな媒体やメディアの特性を生かしたコーディネートができる会社は重宝されるのです。競合他社ではなく協業多者。ここに大きな機能とリソースの違いがあります。

 

プロモーションのプランニング経験とクリエイティブの技術を持っているので、メディアPRの設計から企画、実施制作までできますし、広告のデザイン、販促ツールの編集、音楽や映像制作、ワークショップやフードメニューの開発、店舗プロデュースまで。さらには自社ライセンスのキャラクターとコラボした商品開発分野でも企業さんとコラボしていて、双方向のプロモーション事業を組み立てています。

広告中心の縦軸のビジネスになるとどういう現象が起こるかというと、企画がマンネリ化してくる&毎回同じようなサービスになってくる&広告以外のSNSYouTubeをはじめ様々なメディアが出現してくるとテレビや雑誌に流れていた広告予算は減ってくるので、当然テレビも公共性を保ちつつもクライアントに迎合する番組を作らざるを得ない状況になっていくわけです。やらせ問題や過剰広告など含めて、表現の規制も厳しくなっているのはこうした背景があるわけです。建築業界と似ている構造ですが、それでも広告業界が担っている役割は大きいですから無くなることはないです。


整理すると、
「プロモーション」というカテゴリーには非常に多くのお仕事が存在するということです。
広告、PR、販促、マーケティングコンサルティング、宣伝、広報、コミュニケーションなどに分けられます。代理店さんやPR会社は様々なリソースを集めて全体の設計をする役割ですが、リソースをサポートするのが我々のような会社もあれば映像制作会社やイベント会社、デザイン会社など様々なです。▶︎映像、販促ツール、編集デザイン、音楽、商品開発、キャスティング、デザイン、イベント、ワークショップ、キャンペーン、グッズ、ノベルティなど・・・無数にあります。


何か迷った時に、自分の現状や物事を細分化してみるのっておすすめですよ。


いくら技術や能力があってもニーズがなければ仕事にはなりません。ニーズを増やすには必要としてくれる人が多い場所にいる必要があるか、価値をわかってくれる人の集まりにいる必要があります。もっというと受動的なビジネスは終わっていて、自分で売り場や表現の場所を作る時代です。常にポジショニングをアップデートする必要があるといつも感じていますし、ある種デザイン性とアート的な個性を持ったハブ(hab)になっていたいと思っています。

では。
今日も楽しい一日になりますように。
そして、素敵なアイデアの引き出しが増えますように。

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うちの野菜。昨日の主役は小カブちゃんw




山口やすゆき