箪笥のひきだし

株式会社TAN-SU代表。コンテンツプロデューサー。畑楽人。地域や産地のPR戦略やメディア企画、情報開発、コンテンツ制作、商品開発など多数プロデュース。オンラインショップ『おちゃのま商店』の運営。高知県日高村オムライス大使。野菜づくりはルーティーンワーク。

花が枯れてしまうのは土壌が悪いから!?君の才能を伸ばしたければ環境を変えて栄養を取ろう!

12月19日(土)
おはようございます。今日も早朝ブログ、山口やすゆきです。
僕はTAN-SUとう会社をやっていて、いくつかのプロジェクトを運営しています。
今日は自社のオンラインショップ「おちゃのま商店」が出張して野菜を販売するので、これから収穫したりと準備に追われる予定です。

ochanoma.shop

その前にブログですね。

今月、12月25日のクリスマスにTAN-SUは丸っと5歳になります。会社を立ち上げて5年ですね。あっという間の5年間でしたが、もうすでに気持ちは6年目に向かっています。今年はコロナで世界中が大変な中で、大小問わず会社というものを運営していくのに苦労されている経営者の方も多いと思います。僕たちも少なからず影響を受けていますが、右往左往するのではなく、世の中が落ち着く前に自社のリソースを見直すという整理の時間に使いました。

具体的には、とにかく時間の効率化と機能性を優先していろんな環境を整理しました。まず事務所を移転しました。イベントスペースと工房を併用していた前事務所から、デスクワークがしやすい機能的な環境にお引越ししました。そして社内ツールでもあるホームページを新しくして自社の提供サービスを整理したり、オンラインショップで非対面型の販売拠点を作ったり、新しいことをやるというよりも、来るべき日に向けて環境を整えていました。

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現事務所。看板ついた。

 

先月、突然、行商人のおばあちゃんがお花を売りに事務所にやってきました。なかば強引な押し売り状態wでしたが、根気負けして一つだけ綺麗なお花を購入しました。毎日お水をあげてしまうと枯れてしまうそうなので、様子を見ながら定期的にお水をあげていましたが、どうも痩せほそってくるのがわかるんですね。明らかに鉢植えの土も痩せてきているし栄養分が足りていない感じ。


どうにかしなければと思い、試しにうちの畑から土を持ってきて鉢植えの土を入れ替えてあげたところ、みるみると元気になるではありませんか!!理由は簡単、成長しようとしているのに土の栄養分が全く足りていなくて栄養失調になっていたんですね。畑は土壌もしっかりしていて栄養分も豊富。定期的に土を入れ替えて栄養を補給してあげると鉢植えでも長く元気な状態でを知りました。

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元気になった鉢植えの花


僕は会社を設立する前は、古舘プロジェクトという芸能プロダクション兼制作会社の中で、地域活性事業としてTAN-SU事業部を運営していました。メディアプロモーションを中心にいろいろ地域や企業のPRをお手伝いしていました。立場的にはコミュニケーション開発部の部長としてほぼ独立採算で運営していましたが、部署のスタッフも4名いたので彼らの給料もあるし、中長期的な事業なので純利益を担保するのに苦労したことを思い出します。いまでもものすごく良い経験をさせてもらったと感謝しています。

僕が独立を決めたのはこれからはライセンスとアートの時代が来ると思ったからです。ライセンスとはキャラクターや作品だけでなく、ノウハウや特許技術、価値など含めて様々なライセンスがビジネスの中心になってくるだろうと思ったのと、ライフスタイルも多様化されてきて個性が求められる時代がくると思ったので。そうなるとより新しいデザインやスタイルを生み出す必要があり、TAN-SUもよりクリエイティブを重視した活動が必要だと考えました。

そうなると、古舘プロジェクトは芸能プロダクションでありテレビの制作会社なので、ライセンスやクリエイティブという土壌はありませんでした。会社組織の中で立ち上げるのか、自分でやるのかを考えた時に自分でやった方が圧倒的に意思決定も早く時間効率もいいというのはわかっていたので、迷わず独立して起業する道を選びました。経営に関しては素人なんでまだまだ勉強が必要ですが、なんとか5年間やってこれました。

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TAN-SUの食育キャラクターのベジパンズは子供たちに人気です。全国のスーパーやドラッグストアでお弁当雑貨として販売中。第2弾も準備中です。


芸能界という世界で16年間過ごしてきた僕が見て思うのが、芸能界は世の中の動きから10年くらい遅い。それは業界全体が広告と密接な関わりがあるので、芸能事務所は広告を取れるタレントを育てるというビジネスモデルを元に設計されているので仕方ないことかもしれません。SNS時代になると事務所のマネジメントが必要だった時代からセルフプロデュースの時代に入ります。広告費もテレビが主導権も持っていた時代から無数のメディアに分散され、テレビの広告価値は下がっていると思います。それでもまだまだテレビは無料メディアとして影響力はあるのは確かです。ただしユーザー視点で見ると、メディアの選択肢は無数に増えていくことに変わりありません。

僕が会社を立ち上げて思うこと、それは今やりたいことがあるなら今スタートすること。

あと数年先にやろうとか言ってたら、あっという間に時代が変わります。企業も個人も意思決定のスピードアップが必要で、そのためには機能的であることが重要だと思います。今、自分いる環境の土壌調査をすることが次の一歩を踏み出すためのきっかけになるはずです。自分に投資した方がいいのか、会社のリソースを活用して成長する方がいいのか、転職や起業、そのほかにも新しい一歩をスタートする時に大切なのは「費やす時間」です。自分がやりたいことがあるなら、時代遅れの上司のお世話をするのはやめたほうがいいということです。会社を説得する時間自体が非効率かもしれません。もちろん新しいことにトライすることに寛容な会社であれば、僕のような社内で新部署を立ち上げてみるという選択もあります。そういう意味では古舘プロジェクトは新しいトライにはとても寛容な会社でした。

どちらにせよチャレンジするからには当然自己責任というプレッシャーもありますが、自分がやりたいことに専念できる時間と環境を確保することが重要です。それが土壌チェックだと思います。


それでは今日も張り切っていきましょう。

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イベントで野菜の100円ショップをやります!



山口やすゆき