箪笥のひきだし

株式会社TAN-SU代表。コンテンツプロデューサー。畑楽人。地域や産地のPR戦略やメディア企画、情報開発、コンテンツ制作、商品開発など多数プロデュース。オンラインショップ『おちゃのま商店』の運営。高知県日高村オムライス大使。野菜づくりはルーティーンワーク。

最近の学び。お金を貯めるより、どう使うかを考える。まずはコミュニケーションプラットホーム作り。

2021年1月30日(土)、早朝。
昨日は朝っぱら経理作業を済ませてしまって、あとは家族とのんびり過ごしました。まもなく子どもの誕生日なんでプレゼント買いに行ったり、スーパーに買い出しに行ったりしていたらあっという間に一日が終わってしまいます。


子どものお昼寝タイムを利用してちょっとした仕事は済ましておくことも多いのですが、昨日は僕のブログをホームページのバナーからリンクさせるための手作りバナーをデザイン。こんな感じ。

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ブログのバナー

1ヶ月半ほどかな、毎日ブログを書くって決めてやってみてるけど、書くことは楽しいのでフィットしてるし、日々書いていくことで新たな疑問や課題も見つかって面白い。自分の活動を記録する場所としては、SNSよりゆっくり考えながら書くことができるブログの方が僕には向いているかなと思います。

ブログのおかげで会社経営について以前より深く真剣に考えるようになりました。とにかく経営とは日々学ぶことばかり。学ぶことが経営でもあるんだと痛感。そして耐えるべき時も攻めるべき時も全てポジティブにチャレンジングな姿勢を持たないといけないと感じます。

会社なので一番は収益を上げなければいけませんので、そのためには質の良いサービスや商品、技術を提供していくことが重要です。僕たちの会社はBtoB向けにはプロモーション事業を展開しています。メディアPR、ブランディングの企画、宣伝、広告、商品企画事業など。そして最近スタートしたBtoC向け事業としてはキャラクターを活用した雑貨や知育作品の販売です。自社で育てたキャラクター「ベジパンズ」は東洋アルミエコープロダクツさんとコラボしてスーパーやドラグストアで販売しています。企画から販売までの過程、いわゆるプロセスにこそ会社の個性が出るので、質の良い情報発信を通じたコミュニケーションも重要な仕事です。

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ベジパンズ おべんとケース

おべんとケース ベジパンズ | 商品情報 | 東洋アルミエコープロダクツ株式会社


ここ数年で学んだことは、会社というものは生き物なので何もしなければ潰れるということ。つまり潰れるために会社は存在するってことです(これはサンリオの会長も著書の中で話している)。どんな会社でも半永久的に残っている会社など無くて、時代の変化の中で常にアップデートを繰り返し、世の中に愛されるものを生み出している会社だけが残っている。大企業でも街の商店でも同じです。

これがサンリオの秘密です。

これがサンリオの秘密です。

  • 作者:辻 信太郎
  • 発売日: 2000/03/01
  • メディア: 単行本
 

 よかったら現会長の辻信太郎さんの著書を読んでみてください。


お金を貯めるのではなく、どう使うかを考える。

会社が潰れるためにある!?なるほど!もしかしたら自分も将来その中(潰れる会社)のメンバーにいるかもしれないぞって考えた時に、もっと経営と向き合い勉強しないといけないのだと感じました。そうした中で、まず最初にお金の使い方、考え方を根本的に見直してみることにしました。

コロナ以前は会社をどうやって維持するか、資金をどう担保するか、どうやって会社を守るかってことばかり考えていました。営業頑張って売上伸ばすぞって。経営ってそんなもんだろってナメてたわけですw まぁそんなに甘いもんではなくて、そうなると会社はアップデートされていかないし、そもそも社会にとって有益なサービスや新しい商品を生み出す会社にはなれないし、会社の役割も薄れていくのだと気づき、でお金の考え方を根本から変えることにしました。

今の事業を継続していても今は良くても先細っていくだろうと思うので、自分たちでも仕事を生み出せる能力を身につけなければと考えたんですね。商品や作品を作って自分たちで売る力を。そのためにはまずは時間を作らないといけませんので、この1年間は仕事内容を最適化する作業をしていました。新しいサービスを開発するにまずは時間を作らなければなりません。

そして僕たちの強みを生かすにはどんな事業がいいんだろって考えた結果「ブランド開発」を主体としたライセンス事業だったわけです。これは同時にBtoC向けの事業でもあるので、多くの人たちに僕たちの会社のファンになってもらうためのストーリー作りをスタートしました。ここにお金をかけるポイントが生まれました。

僕はプロモーション事業を長く経験してきましたの、生意気ながらPRにおいてはプロですが、でも自分の会社についてはPR以前にPRする商材もサービスもないと気づきました。これではせっかく培った経験やノウハウを生かすことができません。そう思った時に「ぞわっ」と背筋に嫌な汗が流れたような気がしました。事業整理ができていなくて、会社の強み、弱みを把握しきれておらず、今後育てるべき価値に投資していなかったんです。このマインドを変えたのは、何度か診断を受けた経営コンサルタント会社さんとのヒアリングです。経営者のお医者さん的な感じで捉えてもらえるとわかりやすいですが、診療を受けたんです。▶︎ここは話が長くなるので割愛しますが、とっても有意義な経験でした。

そんなこともあり、まず一歩目として取り組んでいるのが、ユーザーとコミュニケーションが取れるプラットホーム作りです。長年の課題解消です。いわゆる自社メディアがないということは、商品のストーリーを売る時代において致命的です。実は以前はメディアを持って運営していたんですが、運営労力を減らすためにやめてしまった経緯があります。

以前の旧ホームページ(10万PVくらいあった)
映像や特集記事、連載、音楽などもあるコミュニケーションメディアでした。

old.tan-su.com

 

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旧コンテンツサイトには色々な企画があった


こういったメディア作りが会社の価値にもなり、いろんな人たちとつながるきっかけにもなることは知っているのですが、時間を作れていなかったのでことに反省しています。おそらく起業した時にメディア作りをやってしまったら人材も時間もコストも割けず、おそらく失敗していたと思うので、今というタイミングは正解なのだと思います。なにより出口となる商品がまだまだ足りませんでしたら。

僕たちの会社に限って言えば、まずはメディアとしての価値を持ってもらえるようなコンテンツプラットホーム作りを強化していきます。その中でしっかりコンテンツを育てていきたいと思います。やっぱり先行投資しないとサービスは作れないし育たないということですね。


それでは楽しい日曜日を過ごしましょう!


山口やすゆき