箪笥のひきだし

株式会社TAN-SU代表。コンテンツプロデューサー。畑楽人。地域や産地のPR戦略やメディア企画、情報開発、コンテンツ制作、商品開発など多数プロデュース。オンラインショップ『おちゃのま商店』の運営。高知県日高村オムライス大使。野菜づくりはルーティーンワーク。

時間をつくる。奥さんからの小さなアドバイスがヒントだった。

2020年12月29日朝。

昨日は大掃除と畑の収穫で我が社は仕事納め。
野菜配りおじさんの仕事は一応年内はここまで。スタッフのマッキー、リベちゃん、それとラジオでもお世話になっている川瀬良子さんも参加。

川瀬さんがMCを務めているラジオは、東京FM「あぐりずむ」

www.tfm.co.jp


12月30日(水)に、マッキーこと山嵜マ紀が「なかのきのこ新聞」編集長として、川瀬さんの番組に電話出演させてもらうのと、年明けには豆ちゃんがゲスト出演。正月またぎでTAN-SU関連のメンバーがメディア出演って素晴らしい。川瀬さんのおかげ。

今年も野菜を育てながら仕事をする毎日でしたが、当然世の中がコロナで不安な状況の中でも会社も5歳を迎えることができた。6歳に向けてどんな1年にしていけばいいのかを考えているけれども、一番重要だと考えたのは「時間」だったな。

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グッバイ畑。今年も1年ありがとう!

時間というのは誰にでも平等にあるけれども、どう使うかで人生が大きく変わるものでもあるはず。特にコロナ禍で考える時間もできたことが大きくて、自分にとって大切にする時間づくりをこの一年のテーマにおいて取り組んできました。


時間づくりのきっかけは、奥さんからの小さなアドバイス。領収書の整理だった。

「時間」について考えるようになったのはコロナが蔓延して、世の中がとんでもない状況になった時に、家族のことはもちろん、生活を支える仕事のこと、そして未来の会社経営についても常に不安を胸に抱えながら生活をしていたのは確か。子供も小さいのでこれからの人生をどうやって生きていけばいいか本気で考えていた。

子供が保育園に通うタイミングで送り迎えをするようになって、9時〜17時までの間で仕事を終わらすというルーティンが確立されたことは本当に大きかった。まずはこの時点で子供との生活が一番重要だと決めて、限られた時間の中や、制限された条件の中でいかに仕事を回すかを考えたのだけれど、これが意外にも自分にめっちゃくちゃフィットしているとに気づけたことが大きかった。そこからプライベートと仕事の時間を見直して、行動の整理をしたのがよかった。もしコロナ前のような考えのまま来ていたら終わっていたかもしれない。

まず取り掛かったのは無駄な移動時間をなくすこと。これは自宅と保育園と畑に行きやすい場所に事務所を移転しました。自宅から保育園は自転車で5分、事務所も自転車で5分、事務所から畑も10分程度の距離。これだけでも大幅な時間の節約です。事務所も機能性を重視し、落ち着いて仕事ができる環境を準備することができた。

それと奥さんからのアドバイスを参考に「領収書」の整理をスタートしました。今までは項目も分けずにまとめていた領収書を、項目ごとに分けて整理するようにしました。これが僕の中で大きな変化をもたらすんですが、整理することで無駄な支出をなくし効果的なお金の使い方をしようという意識が芽生えてきました。

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無印の旅行用のポーチを活用して整理しています。


2セット作って、毎月の領収書を税理士さんに渡しています。
これ税理士も整理しやすいみたいで、今では他の会社の経理にも取り入れているそうです。
こんなことがあって、いろいろ整理することによって、次の準備ができるわけです。僕の場合は1日1つ仕事が進めばいいと割り切っています。1日1歩の積み重は365歩になるわけです。

時間の整理をするには自分のライフスタイルの核を決めることです。それによって会社の経営方針も寄り添っていくことで、自分が本質的に大事にしているものを抽出できた。時間を作ることで一つ一つの仕事が丁寧にもなるし、トラブルにも素早い対応ができることを学んだ。

農作業も子供が保育園に行っている間に作業し、かつ仕事もするというルーティンを担保していく仕事の作り方に変わってきていることは確か。これからはライセンスを生み出す「生き方」をしたいと思っている。結局は僕の本業は企画屋なので、企画を生み出さなければもったいないし、状況の変化に対応できるようなた生き方をしたい。

ある意味、農業は消費者の気持ちと生産者の気持ちを知るための架け橋となって、新しい企画を生み出すことにつなげてくれています。野菜が生み出すコミュニケーションを大切にして、新しいことにチャレンジして行こうと思った、年末の早朝でした。

今日も張り切っていきましょう。

山口やすゆき