箪笥のひきだし

株式会社TAN-SU代表。コンテンツプロデューサー。畑楽人。地域や産地のPR戦略やメディア企画、情報開発、コンテンツ制作、商品開発など多数プロデュース。オンラインショップ『おちゃのま商店』の運営。高知県日高村オムライス大使。野菜づくりはルーティーンワーク。

大学生からの取材依頼のテーマはキャリアデザイン!?「0円の仕事」も仕事です。

12月30日(水)朝。
今年もあと2日しかない。そして年末感がしない。

あえて今年を振り返ると、畑に始まり、畑に終わるですね。とにかく野菜を作ったし、よく配った。送料もかかったw けど収穫仕立ての野菜を届けられる喜びの方が大きいので、まぁいいやと。

最近のトピックは大学生から、ある取材の依頼が来たこと。
「キャリアデザイン」というテーマをゼミで学んでいる女子学生からの依頼だったんですが、実際にキャリアデザインを実践している人や会社に取材をするという課題が出らしい。僕がキャリアデザイン!?、言葉は知っているけど自覚もないし意識もしたことがないので別世界のような感じがしちゃって馴染みがない。

いい機会なので、キャリアデザインの定義を調べてみると、自らの職業人生を設計するでデザインのこと。いろんな言葉が生み出されていくもんですね。

kotobank.jp


キャリアデザインを調べてみて一つ参考になったことがある。
「キャリアデザイン」という言葉自体がまだ一般化しておらず、少しずつ広まってきている段階。提唱自体がまだ成長過程にあること。なので実践している人が少ないってこと。

同時に、僕に当てはめてみた時に、なんかスッキリとする感じがある。
僕の仕事って何しているかわからないって、よく言われます。これまでやってきたプロモーションの仕事や映像や音楽の制作などが主力の事業だけど、会社としてはライセンスづくりをテーマとした社会活動型のビジネスへの切り替えにもチャレンジもしている。

社会の課題を知り、さまざまな業界の方々と交わりながら新しいビジネスを構築していくというもので、自分主体というより社会主体の仕事作りを目指しています。組織同士の付き合いよりも人間関係や価値観を共有できる人たちと仕事を作っていく。そのためには僕個人も会社もどんな生き方や考え方をしているのが、具体的な社会活動のあり方を問われるわけです。そんな時代の到来を予見して僕たちは社会に必要とされる価値を作って世の中に提案していく必要があります。

例えば、僕が畑で育てた野菜をいろんな人にタダで配ることは1円にもならないので仕事ではない!と思うかもしれません。僕からすると、「0円の仕事」です。仕事の定義が少し違いますが、生産活動をしているので働くという立派なお仕事だと思っています。農作業の様子も含めて自分の職業人生を表現していくことが、キャリアデザインというものかもしれませんね。

一時期、パラレルキャリアなども流行りましたが、人って時代に合わせていろんな働き方を模索しているので、キャリアデザインという働き方も時代の流れかもしれないな。

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人が価値の時代。




今年もあとわずか。
今日も楽しい一日になるように頑張ろう。


山口やすゆき/毎日ブログ