2021年1月12日、早朝。
今日は5時起床。週末ドランカーをスタートしてますが、祝日も週末!?なのかを考えながら、既にビールを開けている自分いたんですが。そんなこんな休みも週末に入れておこうってこじつけしながら、お昼から「晩ん飯」をスタートする長っちりおじさんです。そんな3連休の最後でした。
ふっと、自宅にあったCoyote(2016年発行)っていうムック本が世界のSAUNA特集をしていて、何気なしにペラペラとページをめくっていくと、意外にもサウナって奥が深いんだなぁってことがわかりました。そして様々なサウナがあるっていうのも面白い。
実は僕はサウナが嫌い。正確にはそんなに好きではない。水風呂に入るのも辛い。高温のサウナでじ〜っとしているのも耐え難い。なのでさっと入って出てしまうくらいサウナは得意ではない。でも、産業や物の成り立ちの歴史が好きな僕としては、サウナの歴史や文化を知ると少し興味が湧いてきてしまう。
1500年も前からあると言われるサウナ。そのサウナの原点と言われているのがエストニアにある「スモークサウナ」だそう。スモークサウナとはサウナと違って空気を逃す煙突が無いことが特徴。大量の石を赤くなるまで熱して、小屋に溜まった煙(スモーク)を壁の小さな通気口から逃してから入るそう。小屋の中に残るスモーキーな香りに包まれながら入るのがスモークサウナ。準備するまでに8時間位かかるので結構大変な作業ですね。
スモークサウナについてリンク貼っておきます。
“サウナ“という言葉はフィンランド発祥なんですが、実はサウナの原点がこのスモークサウナだってことが面白いです。2014年には南エストニアのヴォルという(県)地域に残るスモークサウナの伝統が、ユネスコの世界無形文化遺産に登録されました。世界のサウナ業界でもほとんど知られていなかった田舎町のスモークサウナがフィンランドより先に世界遺産に登録されるということが結構驚きのニュースだったそうです。
サウナといえばフィンランド。
人口500万人のフォンランドでは、300万のサウナがあると言われています。個人はもちろん会社の設備や店舗、公共のサウナなど様々だそうですが、サウナはフィンランド国民の文化なんですね。
フィンランドのサウナ文化
ちなみに、日本では1957年(昭和32年)に銀座にあった東京温泉が熱を利用した国産サウナを導入したのが最初らしいです。前年1956年のメルボルンオリンピックで射撃の選手として出場した許斐氏利選手が現地でサウナを知って苦労して作ったそうです。
その後、1964年の東京オリンピックの時にフォンランドから持参したサウナが選手村にも作られたことをきっかけに日本でもブームになっていきました。1966年に東京の渋谷に本格的なフォンランド式のサウナ店がオープンしてから、サウナは一般的な健康法として普及していくわけですね~
文化を知ると苦手なものでも違った見え方になりますね。
では今日も張り切っていきましょう。
山口やすゆき