箪笥のひきだし

株式会社TAN-SU代表。コンテンツプロデューサー。畑楽人。地域や産地のPR戦略やメディア企画、情報開発、コンテンツ制作、商品開発など多数プロデュース。オンラインショップ『おちゃのま商店』の運営。高知県日高村オムライス大使。野菜づくりはルーティーンワーク。

#87 はじめの一歩

2021年3月8日(月)
早朝、友人がディレクションしたミュージシャンとの7日間の密着ドキュメント番組を見ながらブログを書いています。僕も大好きなバンド。放送前だからまだ言えないのが残念だけど画面には映らないけどメンバーに質問するディレクターの声が聞こえてきて、なんと素晴らしい時間を共有しているのだろうと想像しながら感動している。

僕たちは人の成功ばかりを見てしまうけど、どんな人にも最初の一歩があって迷いながら葛藤しながら歩んでいるのだな。みんな親に迷惑をかけながら大人になっているw 


自分のムスメもこれから親と違う考えをもったり、親の望みとは違う道に進む可能性だってあるし、理想のムスメに育つ保証もない。親は子供の道を整えてあげるだけじゃなくて、道に迷ってもいいよって言ってあげられるように構えてあげないといけない。

友人のディレクターは先日ムスメさんが高校を卒業したそうだ。
16年後、うちの子も高校を無事に卒業できていることを願いながら、さっそく感想をディレクターに送ることにしよう。

 

山口やすゆき

 

#86 おじさんのたわいもない話。

2021年3月7日(日)
今日は何にもない平和な日曜日!朝7時からYouTubeでフィットネスして子供のお散歩の準備したり洗い物してたらあっという間に9時になっちゃった。準備完了!さぁ出発!!って、ムスメが寝ちゃった・・・。こんなことばっかりです。

 

最近、ムスメが「おいしそうだね」という言葉を発するようになった。ケーキとかパンを見て「おいしそうだね」という感情表現ができるようになってきたし、親とも少しずつ会話のキャッチボールができるようになってきてコミュニケーションの幅が広がってきた。覚えたての言葉を大声で吐き出してキャッキャと笑ってコロリと寝ちゃう。子供はみんな毎日全力で生きている。

 

さてさて、自宅から事務所までチャリで5分のところにあるので、コロナ禍においてはこの環境にとても感謝している。こんな環境で今まで通りの仕事ができることがありがたいし、東京に行かずとも仕事が成り立つんだということもわかった。仕事先の人たちは小旅行気分で事務所や畑に遊びにきてくれるので助かっています。

 

コロナという得体の知れない魔物がやってきて、良くも悪くも生き方が大きく変わった。最低限必要なもの以外は無理して持っていることのないし、この一年は選択と集中をさらに研磨してきたような気がする。だって本社すら手放す企業も多いのだから。

 

そんでももって今日も平和に生きています。

山口やすゆき

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#85 いろんな役割の中で協業していくから面白い

2021年3月6日(土)
昨日はようやくジャガイモの種植えができた。動画の撮影ミーティングに来ていただいたスタッフとメーカーさんやキャストさんにも手伝ってもらうというアットホームさ。音速級に作業がはかどってあっという間に終わってしまった。一人だったら多分5時間くらいかかっちゃうところを、みんなでやったら2時間で終わることができた。助かった〜。

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ジャガイモの種芋は大きいので、半分にカットして、切り口の腐敗を防ぐために草木灰をまぶして土に植えます。今年は赤いシリーズのジャガイモを例年の3倍程度の量に増やして育てます。

午前中の農作業の後は、株式会社イノベックスさんの網戸張り替え動画の制作ミーティング&体験講習会でした。網戸の張り替えってこんなにも簡単だったのかとびっくり。リビングソリューション部の樋口さんの講義を聞きながら動画制作のポイントを確認しました。ナビゲーターの川瀬良子さんにガチ体験してもらったり、講義に便乗してちゃっかり自宅の網戸の張り替えしちゃたり、和気藹々と面白かった。こうやってメーカーさんも制作チームもキャストさんもいろんな立ち位置の人が集まって、いろんな役割を担って仕事を作り上げていくことが面白いですね。

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話は変わりますが、長く「スポンサー」という言葉に敏感な世界にいたのですが、クライアントさんをお代官様のように崇めて、大名行列のように取り巻く代理店さんを不思議な思いで見ていたことが懐かしい。タレントさんやアーティストの取り巻きというのかな、すごい人数で収録にくる人もいたし、僕もその中の末端にいたこともあったけど、今はそんな主従関係もないし、人と人の関係で生きている気がする。お代官様も民衆も人間だもの・・・・って感じですね。


TAN-SUの周りには心の素敵な人が多い。誰かの役に立ちたいと思って頑張っている人が多いと思う。技術を持ったクリエーターや得意技を持った人がたくさんいる。それって本当に幸せな環境だし、それぞれの技術を活かし合い、協力しながらいろんな物事が進んでいる気がする。だから波長というか空気の流れがとっても綺麗で澄んでいる。逆に淀んでいるものやザラついているものに敏感になってきていて、すぐにわかってしまう。


日本の資本主義社会の中で従来の競争原理から、ある種の協業原理に変わってきたのではないか。大企業だろが個人だろうが組織に捉われず、いろんな得意分野の人たちが特徴を活かしあって一つのものを作り上げていく時代なんだろうな。

 

アウトドアバッグのZABも川瀬さんの発想力と経験から生まれたバッグです。家庭菜園を楽しむために便利なバッグを作りたいということで一からプロジェクトを立ち上げて、全国流通する商品化まで持っていったことって、すごいです。メーカーさんにとっても新しいニーズを生み出すきっかけにもなるし。ハッシュタグ「#ザブフォト」キャンペーンで、インスタも盛り上がってます!!

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あ、そういえば事務所に近くのお弁当屋さん「日本亭」の超ビッグサイズ唐揚げ弁当でお昼ご飯!お腹パンパンで幸せ〜なサイズでした。 

 

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#84「特徴」の質磨きとパワーアップ

2021年3月5日(金)、早朝。
今日はジャガイモの苗植えをするので楽しみ。今回はスーパーに売っていない野菜にチャレンジしようと思っていて、トップバッターは赤いジャガイモシリーズ。

 

最近、「特徴」について考えています。
辞書で調べると「他の人より目立つこと」って書いてあって、その横に「他人との区別として役立つ」とも書いてある。目立つって悪い印象で捉えられがちだけど、特徴を持つことによって自分というものをわかりやすく表現できる。どんな特徴を持っていて、どのくらいのパワーがあるのかで、周りに与える影響力は変わってくると思う。


会社やお店も特徴があるとわかりやすい。
同じケーキ屋さんでも個性的だったり何か特徴があるとお店選びの目印になるので助かったりもしますね。例えば野菜を作って販売していても、普通の大根を売ってもお客さんはあまり食いつかない。なぜならスーパーや量販店で買えるしわざわざ僕の野菜を買う必要もないから。でもスーパーには売っていない野菜だったとしたら、珍しがって手に取ってくれる場合が多い。

 

僕は地元で不定期だけど野菜販売をしているんですが、昨年チャレンジした赤いジャガイモ、赤い大根がことのほか人気だったのはスーパーに売っていないからだそうです。なるほどーって感じ。そんなこともあって、今年は赤いジャガイモシリーズにして、いろんな品種を試そうと思っています。

 

赤いジャガイモは皮が厚いので、茹でると皮がスルッと向けて便利。ポテトサラダにしても美味しいし甘味も豊富だしとっても使いやすり野菜です。今年はどんなジャガイモになるかなって想像しているのが楽しいです。

 

特徴を持つことって自分だけでなく、人との関わりの中でも大切な役割があるようです。特に商売をやっていると特徴を持つことは大きな魅力につながるし、選ばれる会社の理由の一つにもなってくるので最近は特に意識しています。当然悪質な特徴を持つことはしないけど、面白いユニークな特徴を育てられるように毎日研究しています。

 

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赤いジャガイモ

 

 

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赤大根

 

おじさんデザイン日記#83「川瀬さんのCM放送スタート!」

2021年3月4日(木)、早朝。
最近は事務所に子連れでミーティングに来てくれたり、打ち合わせの合間に農作業を手伝ってくれたり、小旅行代わりに事務所に来て駅周辺を街ブラしたり、なんかザッツクライアント、ザッツ下請けといったビジネスとはかけ離れたところで、不思議な人間関係ができてきた気がする。


川瀬さんもその一人です。
仲良くさせてもらっているタレントの川瀬良子さんが出演するHONDA耕うん機のテレビCMがスタートしました。いや〜嬉しいですね。心から嬉しいですね〜。

川瀬さんのTwitterより引用

 

 
川瀬さんは東京FM「あぐりずむ」で農業を応援する番組のパーソナリティをはじめ野菜関連や家庭菜園の番組に多数出演するなど独自のスタンスで活躍しています。TAN-SUでも時間を見つけて農作業を手伝ってくれたり、時にはイベントしたりメディアのお仕事をしたりといろいろとご一緒しています。

農業きっかけで仲良くなったんですが、一つのジャンルを突っ走っている人って素敵だし、そこをメーカーさんが信頼してのCMなんで嬉しいです。川瀬さんはいろんなメーカさんとジョイントして農業や家庭菜園を楽しむ商品の開発も頑張っていて、アイデアだけでなく実行力のある方で、いつも勉強になっている。こういうリアルなドキュメンタリーを作っている人に魅力感じるし、僕の中の面白い人の定義にもなっている。面白い生き方をしている人は魅力的です。CMを見かけた方は、心の中で「いいね!」押してください。


先日ジョイフル本田に行ったら耕うん機のコーナーがあって、そこでもばっちり川瀬さんのポスターが貼ってありました。しかし最近の耕運マシンはカセットコンロで動くタイプもあったり、今更ながらですがすごいんですよね。おちゃのまファームでも購入検討かぁあ!!??

 

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つぎは畑でなにつくろう。

ジャガイモ〜!!

 

 

山口やすゆき

桃の節句とセシールとサウンドロゴ!

2021年3月3日(水)
今日はひな祭り。桃の節句だ。
桃の節句は本来は「上巳の節句」と言って、3月の最初の巳の日をさしていたそうです。巳とは干支の巳(蛇)のことをさし、12日ごとに回ってくる縁起の良い日です。江戸時代に上巳の節句が5節句の一つに定められて3月3日が女の子の節句としてお祝いされるようになったんです。蛇って昔から財運の象徴として崇められていますが、七福神の一人でもある在弁天の使いと言われていて、縁起の良い日と言われている由来だそうです。勉強になった。

 

自分の子供の頃ってどうだったろうなぁ〜って回想してるのですが、男の子なんで5月5日に袴を着て、変なw帽子を被せられて神社参りした記憶があるな。懐かしい。

突然話が飛びますが、子供の頃みんなで真似して遊んでたな〜っていうCMのサウンドロゴがある。セシールのCM。これ結構だんが多かったと思う。


セシール サウンドロゴ集

 

サウンドロゴ集やばいっすね。
人気があったという理由が、これ。

prtimes.jp

 

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ニュースになっちゃうくらい認知度も高くてみんな知ってる。
フランス語っぽい言葉で、何言っているかわからない感じのCMはインパクトあったなぁ。

実は大人になって知ったんですが、CMで出てくるフランス語は、
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Il offre sa confiance et son amour.
それは(セシールは)信頼と愛を提供する(お届けする)
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ということを言っているそうです。

空耳アワー的な言葉と音遊びを友達とやっていたのが懐かしいなぁ。桃の節句からセシールのCMにタイムスリップしてしまった少年おじさんに、未来で娘の桃の節句をお祝いしてるよって伝えてあげたい。

早朝に一人で妄想伝言板遊びしている、アブナイおじさんでした。

 

山口やすゆき

 

僕たちのアイデアやクリエイティブって、つまるところ胃袋につながっている。

2021年3月2日(火)、早朝。
今日もせっせと生きてます。

乾燥で若干喉が痛い。ムスメの風邪がうつっていないか心配しつつ、体調は大丈夫そうだ。
週末、ムスメが風邪をひいてしまったので病院に連れて行った。日曜には熱も下がって回復傾向にあったけど念のため診てもらうことにした。かかりつけの小児科の先生も丁寧に応診してくれて細かく様子を確認してくれるので安心。子供の風邪菌は強烈なんで、気を抜くと親が風邪をもらっちゃうので警戒しないと・・・

 

あっという間に3月がきてしまった。うちの会社のことで言うと半期が終わってしまった。早い!会社経営していると決算期を迎えて納税まで済ませた時点で既に四半期過ぎているので毎期の流れがとっても早く感じる。数字に追われるのは経営者の宿命なんで、とにかく質の良い仕事をすることが重要だと思っているので、数字の計算をあまりしないようにしている。


それよりも何を作るべきかを毎日考え悩んでいる方が面白い。目標に向かって悩んだり考えたりすることほど面白いものはない。一番辛いのは数字だけ追っかけちゃって、目的のために動くのではなく、売上のために動くこと。これが一番仕事の質を下げる。

 

今、幸せなことに地域の特産物を応援する仕事をさせてもらっていますが、食に関われることは仕事をする上で大きなモチベーションになっています。なぜだろう?と考えてみる。脳内が無機質でないというか、いつも野菜のことを考えていて、触ったり食べたりして企画を考えているわけです。生物からパワーをもらうというか、そんな見えないエネルギーを感じることもある。僕たちの打ち出す一つ一つのアイデアやクリエイティブって結局人間の胃袋に繋がっているのかもしれない!??って考えると面白い。

つまるところ、食う!ってことは生きてるってことだから、強い!

 

僕が畑作業をやっている理由は、やっぱり土に触れていたいから。大地のパワーを感じていたいから。自分の体に大地からの栄養を摂取して、それを作品づくりやいろんな企画に反映させていきたいと思っている。長くやっているといつの日か自信に変わるんです。だから野菜作りはやめられないのだ。作品を生み出す人間にパワーがなければ作品の深みも出ない。なんでもそうだろう。大人になって深みというものを知るわけですが、それって日々の積み重ねでしかない。味のある人間、深みのある人間を目指して今日もせっせと生きていこう。

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食べ物のチカラ!
大地の恵み!