箪笥のひきだし

株式会社TAN-SU代表。コンテンツプロデューサー。畑楽人。地域や産地のPR戦略やメディア企画、情報開発、コンテンツ制作、商品開発など多数プロデュース。オンラインショップ『おちゃのま商店』の運営。高知県日高村オムライス大使。野菜づくりはルーティーンワーク。

今年もお疲れ様でした。2020年最後の朝日記。

2020年12月31日(木)大晦日。今年も今日でおわり。


世界中がコロナの影響で激動の年だったけど、僕たち市井の人間は世の中がどんな状況になろうとも工夫しながら知恵を絞って生活していくだけ。

僕は「人生を働く」という言葉が好きです。
こういう時代だからこそ今携わっている仕事だけを仕事と思わず、自分の人生を仕事と思うようにすると、ちょっとだけ気持ちも楽になります。

今年の12月に会社が5歳になりました。試行錯誤の5年でしたが経営者としてようやくスタートラインに立ったように思います。自営業5年目。最近自営業って面白いなぁって感じ出していて、個人的にはいろんな自営業の方に経営のお話を伺ってみたいな。

 

実は僕が自営業日記を書くようになったのも、会社そのものを大きくしようという思考から、みんなで生み出したコンテンツを大きく育てようという思考に変わったからです。小さな会社でも面白いことをたくさん生み出せば様々な人たちとジョイントができる時代。組織を大きくすることに時間を割かず、コンテンツを生み出して広げることに最大限の時間を費やした方が時代にマッチしている気がしました。

 

そのためには思考の一歩目のスピードアップやイマジネーションを鍛えるルーティンワークが必要だと思ったので、毎朝、日の出前に早朝ブログを書くという試練を自分に与えてみました。日々の観察とトライの繰り返しがアイデアや企画の鮮度を保つことにつながります。

 

2021年は内省の時代かもしれない。

自分の心の本質と向き合い、自分の考えや言動について省みる。自分の心の中を整理して、何をすべきかを熟考する年となりそうだなと。決してチャレンジをしないということではなく、内省力を養いながらも柔軟に思考を働かせることを同時進行させることで、新しい可能性が生まれたり、無駄のない最適な判断ができるようになると思います。

 

人は自分の考えを変えることはなかなかできないけれど、努力はできるはず。時代の変化に対応するには常に『人の言葉に耳を傾けること』が大切だと思います。年齢やキャリアに関係なくどんな話にも謙虚に耳を傾けることが大事だと、自分に一番言い聞かせながら年を越したいと思います。

 

 

それでは良いお年をお迎えください。

 

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山口やすゆき

 

 

大学生からの取材依頼のテーマはキャリアデザイン!?「0円の仕事」も仕事です。

12月30日(水)朝。
今年もあと2日しかない。そして年末感がしない。

あえて今年を振り返ると、畑に始まり、畑に終わるですね。とにかく野菜を作ったし、よく配った。送料もかかったw けど収穫仕立ての野菜を届けられる喜びの方が大きいので、まぁいいやと。

最近のトピックは大学生から、ある取材の依頼が来たこと。
「キャリアデザイン」というテーマをゼミで学んでいる女子学生からの依頼だったんですが、実際にキャリアデザインを実践している人や会社に取材をするという課題が出らしい。僕がキャリアデザイン!?、言葉は知っているけど自覚もないし意識もしたことがないので別世界のような感じがしちゃって馴染みがない。

いい機会なので、キャリアデザインの定義を調べてみると、自らの職業人生を設計するでデザインのこと。いろんな言葉が生み出されていくもんですね。

kotobank.jp


キャリアデザインを調べてみて一つ参考になったことがある。
「キャリアデザイン」という言葉自体がまだ一般化しておらず、少しずつ広まってきている段階。提唱自体がまだ成長過程にあること。なので実践している人が少ないってこと。

同時に、僕に当てはめてみた時に、なんかスッキリとする感じがある。
僕の仕事って何しているかわからないって、よく言われます。これまでやってきたプロモーションの仕事や映像や音楽の制作などが主力の事業だけど、会社としてはライセンスづくりをテーマとした社会活動型のビジネスへの切り替えにもチャレンジもしている。

社会の課題を知り、さまざまな業界の方々と交わりながら新しいビジネスを構築していくというもので、自分主体というより社会主体の仕事作りを目指しています。組織同士の付き合いよりも人間関係や価値観を共有できる人たちと仕事を作っていく。そのためには僕個人も会社もどんな生き方や考え方をしているのが、具体的な社会活動のあり方を問われるわけです。そんな時代の到来を予見して僕たちは社会に必要とされる価値を作って世の中に提案していく必要があります。

例えば、僕が畑で育てた野菜をいろんな人にタダで配ることは1円にもならないので仕事ではない!と思うかもしれません。僕からすると、「0円の仕事」です。仕事の定義が少し違いますが、生産活動をしているので働くという立派なお仕事だと思っています。農作業の様子も含めて自分の職業人生を表現していくことが、キャリアデザインというものかもしれませんね。

一時期、パラレルキャリアなども流行りましたが、人って時代に合わせていろんな働き方を模索しているので、キャリアデザインという働き方も時代の流れかもしれないな。

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人が価値の時代。




今年もあとわずか。
今日も楽しい一日になるように頑張ろう。


山口やすゆき/毎日ブログ

時間をつくる。奥さんからの小さなアドバイスがヒントだった。

2020年12月29日朝。

昨日は大掃除と畑の収穫で我が社は仕事納め。
野菜配りおじさんの仕事は一応年内はここまで。スタッフのマッキー、リベちゃん、それとラジオでもお世話になっている川瀬良子さんも参加。

川瀬さんがMCを務めているラジオは、東京FM「あぐりずむ」

www.tfm.co.jp


12月30日(水)に、マッキーこと山嵜マ紀が「なかのきのこ新聞」編集長として、川瀬さんの番組に電話出演させてもらうのと、年明けには豆ちゃんがゲスト出演。正月またぎでTAN-SU関連のメンバーがメディア出演って素晴らしい。川瀬さんのおかげ。

今年も野菜を育てながら仕事をする毎日でしたが、当然世の中がコロナで不安な状況の中でも会社も5歳を迎えることができた。6歳に向けてどんな1年にしていけばいいのかを考えているけれども、一番重要だと考えたのは「時間」だったな。

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グッバイ畑。今年も1年ありがとう!

時間というのは誰にでも平等にあるけれども、どう使うかで人生が大きく変わるものでもあるはず。特にコロナ禍で考える時間もできたことが大きくて、自分にとって大切にする時間づくりをこの一年のテーマにおいて取り組んできました。


時間づくりのきっかけは、奥さんからの小さなアドバイス。領収書の整理だった。

「時間」について考えるようになったのはコロナが蔓延して、世の中がとんでもない状況になった時に、家族のことはもちろん、生活を支える仕事のこと、そして未来の会社経営についても常に不安を胸に抱えながら生活をしていたのは確か。子供も小さいのでこれからの人生をどうやって生きていけばいいか本気で考えていた。

子供が保育園に通うタイミングで送り迎えをするようになって、9時〜17時までの間で仕事を終わらすというルーティンが確立されたことは本当に大きかった。まずはこの時点で子供との生活が一番重要だと決めて、限られた時間の中や、制限された条件の中でいかに仕事を回すかを考えたのだけれど、これが意外にも自分にめっちゃくちゃフィットしているとに気づけたことが大きかった。そこからプライベートと仕事の時間を見直して、行動の整理をしたのがよかった。もしコロナ前のような考えのまま来ていたら終わっていたかもしれない。

まず取り掛かったのは無駄な移動時間をなくすこと。これは自宅と保育園と畑に行きやすい場所に事務所を移転しました。自宅から保育園は自転車で5分、事務所も自転車で5分、事務所から畑も10分程度の距離。これだけでも大幅な時間の節約です。事務所も機能性を重視し、落ち着いて仕事ができる環境を準備することができた。

それと奥さんからのアドバイスを参考に「領収書」の整理をスタートしました。今までは項目も分けずにまとめていた領収書を、項目ごとに分けて整理するようにしました。これが僕の中で大きな変化をもたらすんですが、整理することで無駄な支出をなくし効果的なお金の使い方をしようという意識が芽生えてきました。

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無印の旅行用のポーチを活用して整理しています。


2セット作って、毎月の領収書を税理士さんに渡しています。
これ税理士も整理しやすいみたいで、今では他の会社の経理にも取り入れているそうです。
こんなことがあって、いろいろ整理することによって、次の準備ができるわけです。僕の場合は1日1つ仕事が進めばいいと割り切っています。1日1歩の積み重は365歩になるわけです。

時間の整理をするには自分のライフスタイルの核を決めることです。それによって会社の経営方針も寄り添っていくことで、自分が本質的に大事にしているものを抽出できた。時間を作ることで一つ一つの仕事が丁寧にもなるし、トラブルにも素早い対応ができることを学んだ。

農作業も子供が保育園に行っている間に作業し、かつ仕事もするというルーティンを担保していく仕事の作り方に変わってきていることは確か。これからはライセンスを生み出す「生き方」をしたいと思っている。結局は僕の本業は企画屋なので、企画を生み出さなければもったいないし、状況の変化に対応できるようなた生き方をしたい。

ある意味、農業は消費者の気持ちと生産者の気持ちを知るための架け橋となって、新しい企画を生み出すことにつなげてくれています。野菜が生み出すコミュニケーションを大切にして、新しいことにチャレンジして行こうと思った、年末の早朝でした。

今日も張り切っていきましょう。

山口やすゆき



中年おっさん子育て満喫中。46歳パパ、娘1歳10ヶ月。

2020年12月28日(月)

昨日、一昨日と週末は中年の子育てを満喫していますw
娘オト(央都)、若干肥満気味の1歳10ヶ月ですが、日々の成長観察が楽しいです。

土曜は中学の先輩家族や友人、知人に野菜配りおじさんしました。朝っぱらに畑の野菜を収穫して詰め合わせ作業。午後からは家族3人で北千住の先輩家族に野菜を届けに行ってきました。7月に歩けるようになって早5ヶ月、北千住商店街を興奮して歩いている娘が微笑ましかった。先輩の2人の娘さんが使っていたLEGOのおもちゃセットと、おさがりのダッフルコートをもらって、涙。

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北千住の商店街を歩く娘

日曜は家族3人で朝から公園をハシゴ。オトは近所の公園に飽きてしまったようで、少し離れた大きな公園に移動して遊びました。朝9時ごろだったので、外はまだ少し寒くて公園には誰もいなくて貸切状態。思わず「ラッキー」と叫んでしまう。寒さもお構いなしに公園を走り回ってる娘を見て、全力で遊ぶ子供のパワーに感動しました。その後はいつものようにスーパーで夕食のお買い物して帰宅。こんな感じで、たわいもない週末を家族で過ごしています。

ちなみに、「たわいもない」と「たあいもない」は同じ意味だそうです。
“他愛“は当て字です。って日本語ってややこしい。。。

46歳の中年真っ盛りのおっさんの子育ては体力勝負なところもあるので、コロナ自粛期間中に乗じて生活改善して10キロのダイエットに成功(タバコは吸わないんですが、お酒はやめられないけど・・・)。


曖昧な記憶ですが、関根務さんであろう言葉を胸にw。

中年の子育て、なかなかいいもんです。
どっかのテレビで見たのか、記憶は定かではないんですが、たしか関根勤さんがおっしゃっていたコメントだったと思うんですが・・・とても印象的でした。

関根さんは子供が小さい頃に仕事をセーブして、できるだけ子供との時間を増やしたそうです。とにかく子供と思いっきり遊ぶ時間を作ったそう。遊び切ったので子供が成長して親離れしても、結婚しても寂しくなかったそうです。そんな考え方があるんだと感動して、僕も親になれたら関根さんみたいになれたらいいなぁと心に秘めていたのが懐かしいです。

自営業の特権は時間の融通がきくことですので、僕も真似して子供が小さいうちはとにかく子供の成長に関わることを決めました。奥さんも仕事をしているので、できるだけ家事の負担も二人で分散させられるようにしています。というとできる夫という印象かもしれませんが、僕、実は主夫向きな性格!?なので、家事洗濯も苦ではありません。むしろ女は家事、男は仕事みたいな古い社会のイメージも好きではないので、僕は子育ては二人でやるもんだと思っている派ですね。


保育園の送り迎えも毎日の日課。送ったらそのまま事務所に出勤して、17時に保育園にお迎えの日々です。子供が保育園に通うタイミングに合わせて事務所も家の近くに移転したので、自転車でものの5分。完全に子育て生活にコミットすることでいろんなことがスリム化してきました。これ、ジワジワとボディに効いてくるんです。

僕はとにかく時間の確保を最優先にしました。時間の確保を優先するための生活や仕事の組み立てに変わってくると、無駄なものと必要なものがよ〜く見えてきて会社経営の健全化にも役立っています。

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今日も野菜配りおじさん



いつか中年の子育て倶楽部でも作って、中年パパの集いがしたいと思う今日このごろw


では、今日も張り切っていきましょう!
山口やすゆき

農林水産省「和食文化カレッジ2020」特設WEBサイト公開。弊社ではメインビジュアルを担当しました。

12月27日(日)早朝。
昨日も野菜配りおじさんしていました。
仕事、時々、野菜配り。こんな生活をしています。

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野菜くばりおじさん


今日は告知になるんですが、11月24日和食の日に農林水産省が開催した「和食文化バトンカレッジ2020」のメインビジュアルのデザインと制作をTAN-SUが担当させてもらいました。僕たちはポスターやパンフレット、イベント用のノベルティグッズ、会場の装飾用の備品など制作をさせてもらったんですが、僕らとは別チームが当日省内で開催した和食文化に関するオンライントークイベントの映像を撮影してくれていて、特設WEBサイト内で公開されているので、ぜひご覧ください。

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メインビジュアル

今回のプロジェクトの制作を担当したスタッフの紹介です。
■プロデュサー  山嵜マ紀(食育コンテンツプランナー)
ディレクション マタイアヤノ
■デザイン    五木田裕之

オリジナルのピクトグラムをメインにしたデザインカラーがばっちりハマっていて、とても好評でした。想像を超えてきた五木田くんのデザインセンスに脱帽!初めてのことで色々大変なこともあったけど、みんなご苦労様でした。


(和食文化バトンカレッジ・プレスリリース参照)
農林水産省が、官民連携の「Let’s!和ごはんプロジェクト」の一環として、11月24日(和食の日)に、次世代への和食文化の継承(バトン)に向けた、「和食文化バトンカレッジ2020」を開催しました。この度、本イベントの動画を農林水産省Webサイトに掲載します。同時に、イベントレポートブックも掲載しておりますので、ご活用ください。



〇プレスリリース

 https://www.maff.go.jp/j/press/shokusan/wasyoku/201225.html

 

〇Let’s!和ごはんプロジェクト(トップページ)

 ※新着情報へ「和食文化バトンカレッジ2020」を紹介

 https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/culture/wagohan_project.html

 

〇和食文化バトンカレッジ2020(特設Webページ)

 https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/culture/wagohan/baton2020.html


コロナの影響でオンライントークイベントになりましたが、和食文化の継承をサポートしている企業やメディア関係の方々に登場いただき、様々な観点からお話を伺うことができますので、上記の各ページでご覧ください。


今年のコロナ自粛期間中に丁度「食育インストラクター」の資格を取得していて、和食の文化にも触れていたので、とっても興味深いお仕事でした。これからも和食文化というものを楽しみながら学んでいきつつ、自分たちのコンテンツにも盛り込んでいきたいと思います。

では、楽しい日曜日になりますように。

山口やすゆき

PR会社や代理店の方は必見!雑誌型のプロモーション時代だって知ってますか?#1

12月25日(金)メリークリスマス!
今日は休みをとって子供と一日中遊ぶ日にしました!っていると格好良いんですが、子供が風邪の初期症状なのもので、今日は保育園を休ませて病院に行ってから自宅で過ごしていました。いつも子供が風邪をひいた時は奥さんが会社を休んだりして面倒みてくれているんですが、年末で忙しいということもあって今日は僕が子供と一緒に過ごす日になったわけです。

と、同時にうちのTAN-SUという会社も今日でようやく5歳になりまして〜。会社をスタートさせて5年ですが、とにかくあっという間で、5年ってこんなに短いんだっけ?と思うほどでした。このブログを書いている瞬間は6年目がスタートしているんですが、感慨深いものがあります。


僕たちの会社はメディアにおけるプロモーションの企画を提案する会社なんですが、このブログでは地方にいる代理店さんやPR会社さんの若手担当者向けにプロモーションのヒントや企画の組み立て方などをお届けしていきたいと思います

最近は出版社の方たちとお会いする機会も多くて、つい先日はHanako編集部やの方とzoomでミーティングして意見交換や情報交換をさせてもらったんですが、Hanakoブランドとしての新しい雑誌の未来と創っていて、一歩先に行っているなぁと感じました。

hanako.tokyo

めっちゃ楽しい雑誌ですよね。
僕も好きな雑誌なのですが、男性ファンが多いっていうのも特徴ですよね。

さてさて本題。
雑誌型のプロモーションが来ているって知ってますか?


僕はこれまで15年以上、メディアの内側から地方自治体や企業のプロモーションに関わらせていただいてきましたが、その多くはスタートアップ中心でした。新商品、新事業、CSRなどのブランディング、ニュース開発やコンテンツづくりまで中長期的にプロモーション事業に関わらせてもらいました。予算はそれほど大きく無いのですが、クライアントさんと僕たちのようなPRチームが皆で知恵を出しながら双方で役割を担って育てていく育成型のPR事業です。おそらく500以上の企画を実施してきたと思います。そういった経験を通じて僕なりに感じた重要な要素をお伝えできればと思います。

実績はTAN-SUのホームページをご覧ください。

https://tan-su.com/

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TAN-SUのホームページ画面


企業の広報担当者や代理店さん、PR会社さん、と、それぞれ立場は違えど情報を発信する役割を担う方々に必要なこと、それはメディアの機能や特性をきちんと理解することです。理解することでプロモーションの設計やイメージを組み立てることができます。もっというと予算の活用方法まで見えてきます。

さらにプロモーションを実施するにあたって取り組むとこは大きく2段階に分かれます。
一つは「イメージングと設計(以下、イメージング)」、二つ目は「プランの実行(以下、実行)②)」です。当然実行の後は検証もしなければなりませんが、ここではプロモーションの入り口の話を特化してお話ししたいと思います。僕は両方がセットでプロモーションだと思っていて、多くの企業や情報発信メディアサービスを提供している事業者さんは、後者のプランの実行のみをサービスをPRだと考えているように思います。もっというとどんなカテゴリーの事業においても良質なイメージングができなければ実行に向けたプランが組み立てられません。

「イメージングと設計」「プランの実行」はそれぞれ仕事の質が違います。
僕の考えるPRは実行前提で考えるのではなく、「プロモーションを仕掛けない」「PRを実行しない」「プランの改善にシフトする」「自社でコンテンツ作る」をというような「無駄な実行を防ぐ」という観点もプロモーションの要素だと思っています。イメージングの設計段階には「進む・現状改善・戻る」これらの要素が含まれていて、いかに重要かはわかってくると思います。ここにメディアや媒体の機能をいかに把握しているかが重要なポイントです。加えて世の中の流れを掴むことも重要です。これが僕が長年考えてきたコーディネーターの役割だと思います。

ここの理解とさらに未来のメディアの状況を予測出来るプランナーやPR担当者がどれだけいるかというと、残念ながら非常に少ないと思います。また企業もイメージングに対して予算を割くというカルチャーがありませんので、社内で決めた宣伝方針に沿ってメディアや媒体ののプロモーションサービスを活用するというのがほとんどだと思います。

これからはメディアの機能を理解した良質なイメージングづくりと、実行、それぞれに予算を投資していく時代だと思います。

 


雑誌メディアの特性がわかるとPRの未来が見える。


雑誌や書籍(出版事業)というのはどういったビジネスモデルかというと、そもそも広告費をベースにしたテレビやラジオという放送事業と違って、出版事業は書店での本の販売が基本になっている情報コンテンツの販売ビジネスです。情報を形にして消費者にお届けしているわけです。出版社ごとに様々なカルチャーがあって、雑誌や書籍を通じて消費者と直接的なコミュニケーションを取ることができる情報媒体です。

雑誌の一番の特徴や武器はコンテンツを分解できる点です。一つの雑誌の中に様々なコンテンツを出し入れもできるし、素材を分解もできるし、切り離すことができるのが雑誌の最大の魅力だと思います。コンテンツの数だけ読者とコミュニケーションが取れるわけです。それと写真との親和性の高さがSNS時代にとてもマッチしました。

SNSを中心としたコミュニケーション時代において、そういった手触りがあって保存できる情報の価値が非常に高まってきていると思います。広告モデル型のテレビに対して、ユーザー参加型のコンテンツモデル型の雑誌は、今後コミュニケーションモデル型のメディアとの融合が可能になってくると思います。

人気雑誌は出版社のブランド品として価値を高めていければ読者というファンが、善っ大敵な消費者にもなるということが、これからのコミュニケーション時代のビジネスとして僕は「雑誌型」と呼んでいます。

今の時代のビジネスモデルを図解してみましょう。

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では雑誌が関わるリソース、素材を分解したところで、今日のブログの締めにしましょう。
このつづきはまた後日お伝えしたいと思います。


雑誌
デザイン、編集、取材、音声、SNS、Web、モデル、イベント、ファンミーティング、
コピーライト、商品販売、インスタグラマー、広告・・・
リソースがあり過ぎて楽しい。

これからは機能を売る時代ですよっていうお話しでした。

では、今日も張り切っていきましょう。

山口やすゆき

クリスマスソング「サンタはまだかな?」アニメーション動画完成!

12月24日(木)
クリスマスイブですね。今日も朝からお世話になっている方に野菜配りおじさんしてました。
そして、あそびクリエーターのリベットボタンが作った「サンタはまだかな?」というクリスマスソングのアニメ動画が完成しました(ギリギリ間に合った)。。。

今回はベジパンズ(©️TAN-SU)バージョンですが、めっちゃ可愛い!!


「サンタはまだかな?」アニメーション MV.

何度も言ってしまいますが、めっちゃ可愛い!!!!!
このタッチはすごい見やすいしアニメーションもどんどん進化してるぅ。
リベットボタンはInstagramでも工作動画を通じて「あそびを届ける活動」をしていますので、ぜひ覗いてみてください。


タイトル   :「サンタはまだかな?」
歌・作詞作曲 :リベットボタン
アニメーション:リベットボタン


リベットボタンのInstagram(工作動画)
🔻

https://instagram.com/rivet_button?igshid=1c5r2btuemeq5

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リベットボタンInstagramの作品事例

それでは素敵なクリスマスをお過ごしください。

今日の野菜配りおじさん。

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今日の野菜は葉物。

山口やすゆき

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サンタはまだかな?