箪笥のひきだし

株式会社TAN-SU代表。コンテンツプロデューサー。畑楽人。地域や産地のPR戦略やメディア企画、情報開発、コンテンツ制作、商品開発など多数プロデュース。オンラインショップ『おちゃのま商店』の運営。高知県日高村オムライス大使。野菜づくりはルーティーンワーク。

ストーリー作りより一歩先の物語作りとは?

2021年1月24日(日)、早朝。
昨日はあいにくの雨。ですが近所のベトナム料理店「チョロン」に行って、お惣菜をテイクアウト!チョロンは本当に美味しくて、うちの家族はみんなチョロンファン!お店も完全リニューアルしてさらに人気になっちゃって、もう流山を代表する名店だ。

ぜひ、食べてみてね。
ベトナム.タイ料理 CHOLON(チョロン)

cholon310311.jimdofree.com

オーナーシェフの由佳ちゃんは元々テレビ番組などのフードコーディネーターをしていたので、いろんなバリエーションのメニューの引き出しがあって素敵な料理家さんです。人気店ができると地域が賑わいますね〜。素晴らしい。


地域ブランド開発&クリエイティブ企画

本当に人気のお店ができるだけで、街に活気が出てきていろんな相乗効果が出てくるんですよね。地域のブランドを作る特集を雑誌や本で見かけることがありますが、僕たちの会社はいろんな地域のブランド作りに関わってきました。

 

高知県日高村オムライス街道というプロジェクトや、長野県中野市のきのこプロモーションやブランディング、八戸ブイヤベースフェスタのPRなどお手伝いしています。他にも富山県高知県青森県八戸市、宮崎県五ヶ瀬町新潟県上越市、埼玉県などなど全国各地のブランド開発に関わらせていただきました。

地域ごとに持つ食や観光、産業の素材を生かしたブランド作りは、個性的でデザイン性に優れたものばかりですが、どんなプロジェクトも一人ではできません。地域ブランド作りの特徴はいずれも生産者さんや職人さんと、ブランド作りの上手なプランナーさんのコラボレーションから成り立つものばかりです。


僕も全国各地のプロジェクトを見てきた知見と経験と企画力を生かし、地域ブランドの開発に取り組んでみようと思っています。やっぱり自分の故郷を起点に考えるのがシンプルなので、僕の生まれた野田市と家族で暮らす流山を拠点に地域ブランドというものを生み出していきたいと思っています。

地域ブランドを生むには素材はもちろん、ストーリー作りが重要です。といっても良くみなさん仕事でも消費者やユーザーとのコミュニケーションにとってストーリーが重要だということを聞きますよね。ストーリー作りは重要なんですが、近年では新しいストーリー作りが注目されています。ご存知の通り物語という意味の「ストーリー」ですが、同じ語源と意味を持つ「ナラティヴ」という言葉が注目されています。このナラティヴという言葉は、事前に設定した物語を辿っていく「ストーリー」に比べて、自由度が高く物語を一緒に作っていくという進行形の意味を持ちます。これからの時代の地域ブランドにもこのナラティヴ型が重要だと思っています。いわゆる長期戦略に基づいた設定通りの物語ではなく、常に変化しながら自由に物語を生み出していく変化対応型の物語作りだと思います。

 

参考記事もご覧ください

signal.tokyo

 

人々の生活が多様化すると同時にミニマム化している昨今において、常に変化する物語作りがブランディングの主流になるような気もします。そうなると僕たちのように多くのかつユニークなリソースを持ったチームならではの、地域や社会に貢献できるブランド作りができるのへはないかと考えています。そんなこんなで地域ブランド作りが一つのテーマとなりました。


おすすめ本

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対談と認証のケア



ナラティヴは福祉用語として使われることが多いんですが、ナラティヴケアなどのような自由度と変化を要する福祉業界の用語として使われますが、これからはビジネスにおいても社会や地域をケアしながら新しい物語を生み出す時代ですね。


そんなことを考えてみた、少し寝坊気味の日曜日でした。


山口やすゆき